ごあいさつ

 

広島大学病院 診療支援部リハビリテーション部門長 平田和彦

広島大学病院リハビリテーション部門には、現在、理学療法士43名、作業療法士18名、言語聴覚士8名が所属しています。各療法士が専門性を活かし、患者さん一人ひとりの状態に寄り添いながら、急性期から生活期までを見据えた幅広いリハビリテーションを提供しています。

 

多様な疾患への対応と高度な多職種連携と医療介護福祉連携

当部門では、中枢神経疾患・運動器疾患・心大血管疾患・呼吸器疾患・廃用症候群・小児疾患・がん疾患など、多岐にわたる疾患の患者さんに対応しています。さらに、大学病院ならではの強みを活かし、希少疾患や高度医療を受けた患者さんのリハビリテーションにも積極的に取り組んでいます。

また、適切なリスク管理のもと、超急性期からのリハビリテーションを実施しています。集中治療室(ICU)や救命センター、心不全センター、スポーツ医科学センター、精神科作業療法室など、さまざまな専門領域と連携しながら治療を行っています。さらに、院内の多職種チームや地域の医療・介護・福祉施設と連携し、患者さんの円滑な在宅復帰を支援しています。

全国初の卒後研修制度で成長できる環境

2011年より、全国に先駆けて療法士の卒後研修を開始しています。新人向けのレジデント制度、専門領域を深めるフェロー制度を整備し、毎年全国から約10名の研修生を受け入れています。意欲的な研修生と共に学ぶことで、指導するスタッフ自身も成長を続けています。

エビデンスに基づいた臨床実践のための研究活動

当部門では、臨床の質を向上させるための研究活動を推進しています。リハビリテーション科をはじめ、他の診療科とも共同で研究を行い、同キャンパス内の保健学科の教員・大学院生と定期的な勉強会も開催しています。研究成果を臨床に活かしながら、最先端のリハビリテーションを提供しています。

私たちの目指す部門

広島大学病院リハビリテーション部門のスタッフは、

「私たちは、人々の笑顔と豊かな人生のために、患者さん中心の臨床・教育・研究を探求します。」

という理念のもと、日々研鑽を重ねています。

最前線のリハビリテーションの現場で、お互いを高め合い、皆で成長し合える部門を目指しています。

 

  • 更新日:2025年4月22日